大雪
12月7日〜12月21日

photo by masahisa makagawa

第61候大雪初候
12月7日〜12月11日

2020 2021
12/7 12/7  準備中で 
 
ビワ ドウダンツツジ


【閉塞成冬】空寒く冬となる


広がる冬の雲に万物が塞がれる

特に日本海側の地域はこの時期

この表現がぴったりと当てはまる
氷雨

この時季に降る冷たい雨

気象学上で定義された言葉ではない

ひょうや霰も氷雨と呼ぶ

ひょうは夏に降り、霰は冬

氷雨は夏と冬両方の季語になっている



2022 2023
12/7 12/7
シロワビスケ イロハモミジ


日に日に寒さが増し本格的な冬となる

雪まろげ、雪転がし、雪だるま

雪で遊んだ子供の頃を思い出して

童心に帰るのも又一興


「 冬ざれ」

「なる」という意味の「さる」が

ざれと濁ったところから曝るという意味に

変化したといわれる

荒涼とした景色はかえって美しいものを

引き立てる

涼風至る【涼風至】
 



青物 /大根
魚介 /鯉
生物 /ミミズク・ムラサキシジミ
草花 /ショウジョウボク・セイヨウサクラソウ





第62候大雪次候
12月11日〜12月16日

2020 2021
12/11 12/11

ドウダンツツジ シロワビスケ

【熊蟄穴】熊穴にこもる


動物たちが冬ごもりをする時季

熊が穴に隠れて冬眠をする頃


最近は温暖化と食糧不足で冬眠

出来ない熊が多くなっている
冬籠り

昔は人が外にでなくなるのも

葉を落とした植物も冬ごもりを

していると考えたよう・・・・


2022 2023
12/12 12/12
ツルウメモドキ シロワビスケ

12月13日は「正月事始め」

煤払いをして、お飾りをする風習がある

芸事の師匠のお宅には御鏡餅を持ってご挨拶に伺う。

京都の井上流の事始めは毎年報道されるので有名。

12月13日は事始め

江戸時代はその前日から

煤払いをして家の穢れを払い

正月の準備を始めた


青物 /金柑
魚介 /ハマチ
生物 /カイツブリ
草花 /ローズマリー・クリスマスローズ



第63候大雪末候
12月17日〜12月21日

2020 2021
12/16 12/17
ドウダンツツジ ツルウメモドキ

鮭魚群がる】


冬に盛んに活動する魚たち

群がって朔上する鮭の姿は人々の

心を打つ。冬の風物詩として趣の

ある光景である。

みやこどり

日本で越冬する旅鳥

古今和歌集の時代には

ゆりかもめをみやこどりと呼んでいたそう
2022 2023
12/17 12/17
ビワ アオツズラフジ


「年忘れ」と称して

一年の苦労を忘れる為の宴を催す事は

中世から行われていた

今は「忘年会」と呼ぶのが一般的

十二月十三日は「事始め」

山に入って、門松や榊、楪、裏白等を伐ったそう

裏白は葉が向き合っている所から夫婦和合

裏が白いのは共白髪

斜面を覆う繁殖力は、子孫繁栄

四季を通して緑を保つのは、変わらぬ心とか



青物 /くるみ
魚介 /鮭・タラバガニ
生物 /みやこどり
草花 /ろうばい・富貴菊