二十四節気七十二候
大暑
7月23日〜8月6日


季節の気配  「夕立」

星座・へびつかい座


PHOTO BY MASAHISA NAKAGAWA

第34候大暑初候
7月23日〜7月27日
2021 2022
7/22 7/23  準備中で 
 
アベリア シュウカイドウ
桐始めて花を結ぶ【桐始結花】


暑さにも負けず咲く桐の花

夏に薄紫色の筒形の花を重ねて塔のように

咲きそびえる桐は、昔から神聖な木と

され、その姿が紋章や意匠として用いられ

てきた。
「土用」は土の気が旺盛になるという意味の

「土旺」がなまった呼び方とされる

夏土用丑の日には「う」のつく食べ物

又は黒い食べ物を食べると良いとされる

鰻・梅干し・うどん・あんころ餅

土用蜆・土用卵・土用瓜等

2023 2023
7/23 7/22
アベリア イロハモミジ

梅雨が明け、立秋までの土用に行われるのが土用干し

衣服や書籍を陰干ししたり、梅干しを干したり

米農家では強い稲に育てるために田の水を抜いたりする。



花火大会

元々は飢饉や疫病で亡くなった人の

供養の為に始まったとされる

魂を慰め、音で悪霊を退散させるのが

花火大会の目的だったとか・・・



風至る【涼風至】
青物 /茗荷・杏
魚介 /おこぜ
生物 /鵜・クワガタムシ
草花 /マツヨイグサ・シラネアオイ





第35候大暑次候
7月28日〜7月31日


2020 2021
7/28 7/28

草山丹花

土潤ってむし暑し【土潤溽暑】
つちうるおってむしあつし

時おり大雨が降るこの時季は潤った地面

から陽炎が立ち上がり、息を吸うだけでも

暑く感じられる。

草木の成長は勢いを増す。

田畑では秋に向け作物が実り始める。

【草熱れ】くさいきれ

生い茂った草むらが、強い日射しに照らされて

放つ、むせかえるような熱気。

炎天下で一所懸命生きている草たちの息吹き


2022 2023
7/28 7/28
ツルウメモドキ アベリア


土用干し

梅雨が明け立秋までの土用の間に行われる

梅雨のあだに衣服や書籍に溜まった湿気を抜くため

強い稲に育てる為に1週間程水を抜く

梅干しを三日間干してうまみを増し殺菌する

大暑の時期は旧暦では六月

かつては略式の服装が許される

「六月無礼」という言葉があった

今でいうクールビズの事


青物 /レタス・
魚介 /鰯・
/夜鷹・赤翡翠
草花 /百合・胡蝶蘭・蘇鉄





第36候大暑末候
8月1日〜8月7日
2020 2021
8/2 8/2
早乙女花 エノコログサ

大雨時々降る【大雨時行】
おおあめときどきふる

雨が降ろうが夏はまだ去らず

台風や集中豪雨が続く時季であり、晴れ
ていてもにわかに夕立が訪れたりする

もくもくと夏空に湧き上がった入道雲は
夏の代名詞。

大粒の雨にも厚さは去らず、降り注ぐ
蝉の声に汗が流れる。

【銀竹】
ぎんちく

大雨や夕立の事をいいます。

つららの事も銀竹と呼びますが、激しい雨を

銀の竹に見立てるのは幻想的。

瀧落とし・篠突く雨・覆盆の雨

昔の言葉には大雨と言えど、情緒を感じます。

2022 2023
8/2 8/1
オニユリ イロハモミジ

恋忘れ草

身につけると辛い恋を忘れられるという草がある

百合に似た橙色の華で、八重咲の「藪萱草」

天花粉

黄烏瓜の事を天花と呼ぶ

その根から採れるデンプンは白い雪のよう・・・

雪の事を天花と呼ぶところから

天花紛と呼ぶようになった

今はベビーパウダーになってしまったけど・・・
青物 /モロヘイヤ
魚介 /太刀魚・鮑
/おおるり
草花 /さるすべり・きばなあきぎり・そばな・恋忘れ草(ヤブカンゾウ)