二十四節気七十二候
春分
3月20日〜4月4日

季節の気配  「寒の戻り」
PHOTO BY MASAHISA NAKAGAWA

第10候春分初候
3月21日〜3月25日
2021 2022  準備中で 
3/20 3/21  
つくし(スギナ)
【雀始巣】 雀始めて巣くう

日差しを受けて小鳥が跳ねる

雀が巣を作り始める

春の空の下を飛び回る姿は

愛らしくもあり、穏やかな

日差しを無邪気に喜んで

いるようでもある




春分をはさんだ七日間が春彼岸

彼岸は本来は悟りの境地のこと

いつしか、煩悩に満ちたこの世を此岸

あの世を彼岸と呼ぶように・・・
2023 2024
3/21 3/20
ミツバツツジ ミツバツツジ

天文学的には春分から夏至の前日までが

「春」となる

現代の感覚かもしれない
極楽浄土が西にあると信じていた昔は

太陽が真西に沈むこの日が

最も極楽浄土に近づけると考えたような・・・



太陽が真東から昇って真西に沈む。昼と夜の時間がほぼ同じ。

桜の開花が始まる頃。

青物 /三つ葉
魚介 /白魚
生物 /ひばり
草花 /雪柳・彼岸桜


第11候春分次候
3月26日〜3月30日
2021 2022
3/25 3/25

さくら
【桜始開】 桜始めて開く

桜前線が上昇する時候

日本中が待ち焦がれていた

時が到来して、不思議な

高揚感が漂いだす。

すぎなにくっついて出ることから

「付く子」つくしと呼ばれるようになったという。

土に筆を立てた姿に煮ているので

土筆と云う字が当てられた。
2023 2024
3/26 3/25
さくら ミツバツツジ


桜は「夢見草」という異名を持っている。

夢ははかないもの

桜もはかなく散っていくのでそう呼んだとか・・・



花時

花といえば昔から「桜」

今か今かと待ちかねて

咲いたら咲いたでいつ散るかを心配し

はらはらと散るのを楽しみ

葉桜も楽しむ


青物 /土筆
魚介 /さより
生物 /オタマジャクシ
草花 /桜・ニリンソウ・アサギスイセン


第12候春分末候
3月31日〜4月4日
2021 2022
3/30 3/31
玉浦椿 さくら

【雷乃発声】 雷声をいだす

桜の花が咲くと、寒冷前線の

通過などで、雷がなることが

あり、天候は不安定になる。

春が浅い時の現象。


初雷

立春後に始めて鳴る雷

春になって浮かれたり、ぼんやりしていると

天から一喝されているような・・・
2023
3/31
レンギョウ


春は太陽のような黄色い花がたくさん咲く。

「まず咲く」というマンサクに始まり

山茱萸、黄梅、菜の花、たんぽぽ

そしてレンギョウのその一つ

桜や桃の薄紅色と一緒になって

春のはなやぎを醸し出してくれる。

青物 /三つ葉
魚介 /イイダコ・ヒジキ
生物 /オタマジャクシ・ヒバリ
草花 /タンポポ・山吹・コブシ