二十四節気七十二候
穀雨
4月19日〜5月4日

季節の気配  「茶摘み」
PHOTO BY MASAHISA NAKAGAWA

第16候穀雨初候
4月19日〜4月24日
2021 2022  準備中で 
4/20 4/20  
ドウダンツツジ
チゴユリ

【葭始生】 葭始めて生ず


水辺に葦が芽吹く晩春

枯れていたように見えていた

葦も芽吹き始める。


穀雨

煙るようにしとしと降り

百穀を育てる恵みの春雨
2023 2024
4/20 4/19
シロヤマブキ
ナタネ

雨が降る度に花の色が増す頃

躑躅色、桜色、藤色、菫色、若葉色等々

色鮮やかな花が咲き始める

穀雨とは百穀を潤す雨の事

人類が主食としてきた

米・麦・粟・稗・豆等

涼風至る【涼風至】
煙るようにしとしと降り、百穀を育てる恵みの春雨

青物 /こごみ
魚介 /めばる・蛍烏賊
生物 /こあじさし
草花 /牡丹・つくばねあさがお・ハルジオン


第17候穀雨次候
4月25日〜29日
2021 2022
4/25 4/25
白山吹
ミツバツツジ

【霜止出苗】

霜止み苗出ず

夜間に霜の下りる事も

なくなり、苗も育ち田植え

の準備が進む。

農家では活気が満ち溢れる。
忘れ霜

「八十八夜の忘れ霜」ろいう諺もあるように

晩春の頃に降りる最後の霜を忘れ霜と呼び

農作物に被害の出ないように昔から

要注意している頃


2023 2024
4/25 4/25
ホウチャクソウ
シロヤマブキ

種籾がすくすく育ってくる頃

新緑にエネルギーが満ち満ちてくる


松葉独活(まつばうど)

アスパラガスの事

江戸時代に伝わり、当時は細い葉を松葉に見立て

松葉うどと呼ばれていた



青物 /春キャベツ
魚介 /ヤリイカ
生物 /コアジサシ
草花 /ツツジ・ハナミズキ・レンゲソウ


第18候穀雨末候
4月30日〜5月4日
2021 2022
4/30 4/30
ガマズミ
ホウチャクソウ

【牡丹華】

牡丹花咲く

晩春に華麗に咲く花の王者

夏の兆しが感じられる頃に

崩れるように散る姿は春の

終わりを思わせる。

新茶の季節

立春から数えて八十八日目前後に

茶摘みが盛んに行われる。

一番茶は味も香りも格別である。

2023 2024
4/30 4/30
モチツツジ
牡丹


牡丹は古くは「深見草」と呼ばれていた

朝鮮半島北部から中国東北地方にあった

渤海(ぼっかい)=深見

という国から伝わったからだそう・・・


日本で花と言えば「桜」

中国では「牡丹」

文学や美術・工芸に多く登場する

奈良時代に渡来して

「立てば芍薬、座れば牡丹」などと

女性の美しさの例えにも用いられる



青物 /さやえんどう
魚介 /あいなめ
生物 /オオヨシキリ
草花 /牡丹・つくばねあさがお・ハルジオン