大寒
1月20日〜2月2日

photo by masahisa makagawa

第70候大寒初候
1月20日〜1月24日
2021 2022
1/20 1/20  準備中で 
水仙 シロワビスケ


フキノトウ花咲く【款冬華】 

フキノトウはなさく



寒い中で顔を出した春の兆し

フキノトウは款冬と書き、これは

氷を破るようにして生えることに

由来している。雪の中からぽつ

ぽつ顔をだしているのは春の象徴

で、気持ちも明るくしてくれる


二十日は正月の祝い納めの日

上方では骨正月と呼ばれ正月料理に

欠かせない鰤の骨や頭を大根等と煮て

骨まで食べつくす風習から骨正月と呼ばれた

又、正月から働いてきた女性の骨休めの日

という説もある
2023 2024
1/20 1/20
シロワビスケ ハラン

「寒天」

冬の寒空の事をいうが、真っ先に思い浮かぶのは

乾物の寒天でしょう・・・

語源は寒ざらしのところてんとも

乾燥させた天草ともいわれている


「氷柱」

つららは昔垂氷(たるひ)と呼んだ

溶けたり凍ったりを繰返して

つらつらと連なる事からつららになったとか・・・

る【涼風至】
 
1年のうちで1番寒い時期になる



青物 /フキノトウ
魚介 /ぶり
生物 /あおじ
草花 /南天・シクラメン・デンドロビューム





第71候大寒次候
1月25日〜1月29日
2021 2022
1/25 1/25

水仙

【水沢腹堅】 

水沢あつく堅し



流れる川が凍るほど冷たい

1年で最も冷えを感じる時季

春はすぐそこまで来ているので

焦らずに雪や氷の景色を楽しみ

たいもの。


「氷の声」

冷え込みがことさらに厳しい時

氷が張り詰める音とも何ともいえないような音・・・

「氷の声」という。音と云わないのは何らかの

メッセージを感じていたからか・・・

「霜の声」「雪の声」

凍てつく冬に色んな声を聴いていたような・・・

2023 2024
1/25 1/25
ビワ シロワビスケ

波の花

能登や越前など、岩の多い海岸で

風の強いひに見られる厳冬の風景

岩に激しくぶつかった波が砕けて

風にあおられると、白い泡が出来

これが波の花になる
河豚

昔はふくと呼んだそう

怒るとお腹がふくれるところから

猛毒を持っているにもかかわらず

貝塚から骨が多く出土するという

いかに美味しいか・・・・


青物 /三つ葉・ゆり根
魚介 /鮪
生物 /ジョウビタキ
草花 黄/梅・ケショウザクラ



第72候大寒末候
1月30日〜2月3日
2021 2022
1/30 1/30
ヤマモモ 椿

【鷄始乳】 

鶏とやにつく



動植物がいち早く春を感じる

鶏が卵を産み始める

夜明けを知らせる鶏が長い冬の

終わりを告げる

節分

本来は年に四回、それぞれ

立春・立夏・立秋・立冬の前日をいう。

立春は旧暦では一年の始まりなので、

その前日は大晦日と同じ意味があり

邪気を払い幸せを祈る。

2023 2024
1/30 1/30
サルトリイバラ


節分の日に軒に飾る柊と鰯の頭で作ったものを

「焼嗅がし(やいかがし)」と呼ぶ

鰯の匂で鬼が退散すると考えられた

江戸時代の人は夜明けを知らせるように

鳴く鶏を明告げ鳥と呼んでいた

鳴き声は「トウテンコー」と聞き

「東天紅」の字を当てた



青物 /ゴボウ
魚介 /鯛・ナマコ
生物 /鶏
草花 /フクジュソウ・キンセンカ