霜降
10月23日〜11月6日

photo by masahisa makagawa


第52候霜降初候
10月23日〜10月27日
2020 2021
10/23 10/23  準備中で 
コマユミ ススキ


霜始めて降る【霜始降】

目に見えてわかる冬の訪れ

北国からだんだんと霜が降り始める
 
幾霜(いくしも)とは何年もの歳月という意味

「星霜(せいそう)」「歳霜(さいそう)」

「露霜(つゆしも)」はどれも年月という

意味を持つ

一夜の内に農作物に被害をもたらす霜を

いつもいしきしていた証かもしれない

2022 2023
10/23 10/24
ススキ シュウメイギク

日増しに気温が下がり、時々時雨が降る

その雨に染められるように、楓や蔦が色づいていく

いよいよ秋のフィナーレとなる
霜夜鳥

千鳥の事をそう呼ぶ

霜の降りるような寒い夜に鳴いていたのか・・・

千鳥格子・千鳥掛け・千鳥足

千鳥にちなんだ言葉も多くある



 
「秋新」の新蕎麦が収穫される。



青物 /柿・落花生
魚介 /ホタテ貝
生物 /ミノムシ
草花 /イヌタデ・サルビア





第53候霜降次候
10月28日〜11月1日
2020 2021
10/28 10/28
ヌバタマ モッコク

小雨時々降る【霎時施】

もの寂しさを漂わせる秋の

雨が落ち葉に静かに降る

日本海側は曇りがちになる
 
「時雨」

晩秋から冬にかけて降ったりやんだりする

通り雨の事

涙がこぼれそうな気持ちも

「時雨心地」と・・・・


2022 2023
10/28 10/29
シュウメイギク ガマズミ

「牡蠣」 海のミルクと呼ばれ、

必須アミノ酸、ミネラルが豊富に含まれる

「桜が散ったら牡蠣を食べるな」と云われるように

5月〜8月は中毒をおこしやすい

団栗の実が生る頃

鳥や冬眠にはかかせない大事な実

木の実が落ちる音は

木の実(このみ)時雨と呼ばれている

青物 /みかん
魚介 /牡蠣
生物 /ミノムシ・ヒヨドリ
草花 /フジバカマ・ホトトギス





第54候霜降末候
11月2日〜11月6日
2020 2021
11/2 11/2
ノコンギク ダイモンジソウ


紅葉蔦黄ばむ【楓蔦黄】

紅葉の世界を堪能する

紅葉前線が日毎に南下して

美しい秋の景色が楽しめる
 

紅葉は色見草という異名を持つ

薄紅葉・斑紅葉・照紅葉

色とりどりに紅葉した秋を

錦秋と呼ばれている
 

2022 2023
11/2 11/3
ドウダンツツジ サルトリイバラ

色とりどりの葉が水面に落ちて波打つ様子は

「錦の波」と呼ばれ、まさに有終の美となる


北国では既に紅葉が始まっている頃

紅葉前線が南下し始めて

平地でも美しい紅葉が見られる季節

青物 /にんじん
魚介 /カジキ
生物 /ひよどり
草花 /イヌタデ・サルビア