かき氷VS心太


みどりのソフト

 おばあちゃんの原宿、巣鴨のとげぬき地蔵さんでは、今年の夏

にみどりのソフトクリームが大流行したそうです。

 みどりのソフトとは、緑色の事です。普通に考えて、お抹茶と

思うでしょうが、それだけではなく、青汁系やほうれん草などの

健康食品化したソフトが多いらしく、ここでもあそこでも、おば

あちゃんやおじいちゃんがソフトを食べながら歩いてて、結構、

可愛いとの噂を聞きました!お店も、美味しいのではなく、いか

に身体に良いかを売り物にしてるそうで・・・

 築地の河岸に「イカ墨ソフト」という真っ黒なのがあったので

すが、何故かその店は今お休みなんです・・・かなり迫力あった

んですけどねえ・・・京都に七味ソフトがあると聞いて食べてみ

たかったんですが・・・甘いのか辛いのか???

 これらのご当地アイスを一堂に集めた博物館(?)があるらし

いのですが、一体どういうのがあるのか興味深いですねえ・・・

かき氷の出前
 
 かき氷を出前してくれたのはいつ頃まででしたか・・・?

確かに子供の頃にはしてくれてましたよねえ・・・

白木の岡持ちに入れて、配達してました。何故溶けなかったのか

今考えると不思議で仕方ないのですが、1度に10個くらいは運ん

で来てたんです。今みたいに店内がクーラーで冷えているわけで

はなく、むしろ氷の天敵である扇風機が廻っていたにもかかわら

ず、ちゃんとした形で届けてくれてました。

きっと、マニュアルなんていうもんは何にも無く、暑さとの勝負

がかかってたんで、気合を入れて仕事をせざるをえなかったので

しょうが、食べる方もひたすら無言でいっきに食べたもんです。

聞こえるのは蝉の声と風鈴くらいでした・・・

 先月、祇園町の廓の中の喫茶店で出前の話に花が咲いたのです

が、「珈琲2つ、2人で来てな」という注文を受ける事しばしば

で、行くと必ず、その箪笥動かして・・・てな事になるのやそう

で、いろいろと用事をして帰ってくるそうです。今現在もです。

祇園町はいずれも女所帯なので、男手があると助かるわけです。

こんな喫茶店が近くにあると、とても助かりますよねえ!

どこでも同じ物しかよう売らん個性のない、蛍光灯のコンビニの

1件が白熱電球の血の通った店であってくれたらどんなに嬉しい

事でしょう!

かき氷の謎
  
 かき氷のシロップをどこでかけるか?という問題は重要な問題

だと思ってます。かけりゃエエという問題では決してないからで

す。程よく氷に染み渡り最後まで美味しく食べられるかけ方があ

るのです。どちらかというと、ちょっとケチってかけた方が最後

まで美味しいと思うのですが、食べ方も難しく、食べりゃエエと

いうもんではありません。

 シロップのたくさんかかってるとこを先にちょっと食べておい

て、かかってないとこと交互にちょっとずつ崩して食べるのが好

ましいのです。ぐちゃぐちゃに混ぜる人もいるのですが、あれは

どうも下品やと思えて仕方ありません。

 卵かけご飯をどう食べるかというのと似てるとこがあるのです

が、卵をかき混ぜて醤油を入れて又、かき混ぜてご飯にかけると

いうのも美味しいのですが、ええ卵の場合は、ご飯の上に窪みを

作って、そこへ卵を割りいれ、その上に醤油をたらたらとかけ、

ちょっとずつ混ぜて食べると、黄味味のとこや、白味味のとこや

醤油味のとこが自然と楽しめます!つまり、ええ加減に混ぜるん

です・・・

 例えば、宇治金時の場合は混ぜない方が色んな味が楽しめるわ

けで、ぐちゃぐちゃにすると最低の見た目になってしまいます。

どこを食べても同じ味ではしょうもないでしょう!ちょっと、小

豆を食べ、そしてお抹茶のかかってるとこを食べ、もっと贅沢な

場合はその後で、蜜のかかってるとこを食べるのです・・・つま

り、この宇治金時は、お抹茶と蜜を別々にかけてある手のこんだ

ものです!これは最高の楽しみ方やと思いますが今、この宇治金

時を食べさせてくれはるお店がなくなりました。金時の場合、小

豆をどういう具合に入れてあるかも大問題で、器の底に入れっぱ

なしで上から氷をぎゅうぎゅうずめにしてあるのは最低の氷金時

です。初めに金時を一口食べたいと思っても、底からほじくり出

さなければならず、氷はばらばらこぼれるし食べにくいのです。

 理想的なのは、先に器に氷を山盛りかいて、それをちょっと手

で押さえて、そこに蜜を少しかけ、又氷を入れて、その上に金時

をのせて、今度はたっぷりの氷の上にお抹茶やミルクや蜜をかけ

てあるのが最高でしょう。

 
ところてんの東西
 
 ところてんの歴史も言われも知らないのですが、大阪で、子供

の頃に食べたのは、確かに黒蜜でした。葛きりも黒蜜なので、そ

れと同じようにしたのか、どうかはわかりませんが、普通に「ト

コロテン」と注文すると、当たり前に黒蜜がついてきてました。

私は、寒天が大好きなので、甘味処で注文するのは「心太」「豆

かん」が主です。「ところてん」が何故「心太」なのでしょう?

 きりりと冷やした寒天にまったりとした黒蜜ををかけて、ゆら

ゆらといただくなんて、雅じゃありませんか・・・ああ、それな

のに、それなのに・・・・お江戸じゃあ、それに、酢やら、醤油

やら、辛子や海苔までつけて、おかずかお酒のつまみのようにし

て食べてるので、初めて食べた時は思わず、椅子から立ち上がり

そうになりました・・・「おねえさん!これ腐ってます!・・」

あの時の周りの人間たちの目を忘れません!

いかにーーーーも田舎者を見下げたような、勝ち誇った東京モン

の顔を!!!誰かて、お饅頭を食べたら、中から「酢味噌」が出

てきたりしたら、びっくりするでしょう?それと同じです。その

ショックからか、しばらくは「ところてん」恐怖症になりました

・・・幸いにして、東京には、「豆かん」なるものがあるので、

そっちやと、絶対に黒蜜なので、すっかり「豆かん」党になって

ましたが、最近やっと生姜醤油やら、山葵醤油やらでも楽しむよ

うになりました。