暦ごはん
春分


きわのきらず・晦日のおから
2021 4/4
 
おからは炊くとは言わずに「炒る」という

炒る・いる・入るというゲンかつぎで

きわの日(晦日)によ〜く炒って

来る月に、

愛もお金も物も仕事も入りますよう!

と毎月の晦日に炒ってはった。

年度末の3月31日くらいは

心を込めて炒っておきましょうか!

基本的には好きな物を入れたらいいのですが、

煮魚のお出汁が残ってたら迷わず使います・・・


御馳走おからは

海老・蛸・いか・ホタテ等を入れます。

@海老、インゲン、揚げ、人参、等を細かく切っておく。

Aフライパンに油を引いて、炒めていく。

Bさっと火を通したら、お出汁を入れる。

C酒・味醂・醤油で味をつけて、おからを投入。

D後は水気がなくなるまで炒りあげる。

E最後に小口切りの青ネギを入れて出来上がり。

好みで、実山椒を入れても美味しい。

狂言の茂山家では、さつまいもを細かく切って入れはるが、

さつまいもが苦手な私が唯一感動する味でした。

お出汁がない時は、出汁の袋を破って、中の粉を入れても

美味しく仕上がります。

市販のおからのように砂糖で甘くしません・・・


菊菜の花はこんなに可愛い!



三つ葉と文旦の和え物

三つ葉はさっと湯通しして冷水にとる。

文旦をほぐして、しょっつるが白だしで

薄味にして和える。

春一番の和え物のひとつかな。


 
三つ葉・芹・ほうれん草のしゃぶしゃぶ


昆布出汁でしゃぶしゃぶしてポン酢でも美味しいけど


うどん出汁くらいの味付けでそのままの方が

野菜の香りが楽しめるように感じます。

豚肩ロースか鶏があっさりいただけるように思います。